公式CoreMiner(v0.19.89等)は最新の標準ライブラリ(GLIBC 2.38以上)でコンパイルされています。
古い Ubuntu 20.04 や 22.04 LTS では、起動時に「version 'GLIBC_2.38' not found」という致命的エラーが出て絶対に起動しません。
WSL2をインストールする際は、必ず wsl --install -d Ubuntu-24.04 と指定してください!
1. はじめに:なぜ Windows ネイティブではなく WSL2 なのか?
Core Blockchainが採用するコンセンサスアルゴリズム「RandomY (PoDE)」は、CPUのL3キャッシュ帯域とメモリアクセス速度に極めて敏感です。WindowsのWin32バイナリと比較して、Linuxのネイティブ環境(glibc / pthreads)ではスレッドスケジューリングのオーバーヘッドが少なく、10%〜20%高いハッシュレートを記録します。
Windows Subsystem for Linux 2 (WSL2) を利用すれば、Windowsの日常利用を快適に保ちながら、中身は完全なLinuxカーネル上でCoreMinerを最高効率で稼働させることができます。
2. 全ステップ・完全導入ロードマップ
【STEP 1】Windows に WSL2 & Ubuntu 24.04 を導入
スタートボタンを右クリック ➔ 「ターミナル(管理者)」または「PowerShell(管理者)」を開き、以下を実行します:
wsl --install -d Ubuntu-24.04
完了後、PCを再起動すると自動的にUbuntu 24.04が起動します。任意のユーザー名とパスワードを設定してください。
【STEP 2】必須ライブラリの一括インストール
Ubuntuのターミナルで以下をコピペ実行します:
sudo apt update && sudo apt upgrade -y && sudo apt install -y wget tar curl libssl-dev hwloc libhwloc-dev tmux
【STEP 3】ハッシュレート20〜30%向上の必須技!「HugePages」有効化
Linux標準の4KBページングから2MB HugePagesに切り替えることで、メモリアクセスボトルネックを解消します:
# 即時適用
sudo sysctl -w vm.nr_hugepages=1280
# PC再起動後も有効に保つ設定
echo "vm.nr_hugepages=1280" | sudo tee -a /etc/sysctl.conf
※ 確認: grep Huge /proc/meminfo で HugePages_Total: 1280 となればOK!
【STEP 4】CoreMiner 最新版バイナリのダウンロード
作業フォルダを作成し、公式リポジトリからバイナリを取得して解凍します:
mkdir -p ~/coreminer && cd ~/coreminer
wget https://github.com/catchthatrabbit/coreminer/releases/download/v0.19.89/coreminer-linux-x86_64.tar.gz
tar -zxvf coreminer-linux-x86_64.tar.gz
chmod +x coreminer
./coreminer --version
【STEP 5】採掘起動コマンドの実行
ご自身のウォレットアドレスとワーカー名、スレッド数を指定して起動します:
./coreminer -P stratum+tcp://[あなたのウォレットアドレス].[ワーカー名]@sg.catchthatrabbit.com:8008 -t [スレッド数]
- プール推奨: 日本国内からはシンガポール(
sg.catchthatrabbit.com:8008)が最も低遅延です。 - 推奨スレッド数: Ryzen 9 7950X:
-t 30/ Core i9-14900:-t 16/ Core i5-13500:-t 11
【STEP 6】24時間連続稼働テクニック(tmux)
ターミナルを閉じてもマイニングを止めないために tmux を使用します:
tmux new -s miner
# ここでマイニング起動コマンドを実行
# 画面から離脱: [Ctrl] + [B] ➔ [D]
# 画面に復帰: tmux a -t miner
【STEP 7】Windowsが重くならないWSL2メモリ制限(.wslconfig)
Win + R ➔ notepad %USERPROFILE%\.wslconfig でファイルを作成し保存します:
[wsl2]
memory=8GB
processors=16
swap=0
3. よくあるエラーとトラブルシューティング
- Q.
GLIBC_2.38 not foundと出る:
➔ Ubuntu 22.04以下の古いバージョンです。PowerShell管理者からwsl --install -d Ubuntu-24.04をインストールしてUbuntu 24.04から実行してください。 - Q. プールに反映されない:
➔ 初回シェアが採掘されてからプール集計・Web表示まで5〜15分かかります。ターミナルにAccepted shareが出ていれば正常です。