1. 公式ノード「gocore」のメジャーアップデート(v2.2系統)
Core Blockchainのコアクライアントであるgo-core(gocore)は、2025年秋から2026年にかけて相次いでメジャーアップデート(v2.1.12 → v2.2.0 → v2.2.1 → v2.2.2)が実施され、Ethereumフォークからの完全な独自進化を遂げました。
- スマートコントラクトAPI(
sc.*)の全面実装: REVM(Rust EVM)ベースのCore Virtual Machine(CVM)とのネイティブ連携が完了し、sc.getKYCやsc.callなどの専用名前空間が解放されました。 - ネイティブトランザクション合成(
xcb.composeTransaction): 従来の複雑なオフチェーン署名ステップを簡素化し、ウォレット側でエナジー(Energy)計算と22バイトICANアドレス変換を自動処理可能に。 - リアルタイムWSSサブスクリプション: ブロック生成・トランザクションイベントのWebSocketプッシュ通知が安定化。
- Darwin ARM64(Apple Silicon M1〜M4)ネイティブ最適化: macOS環境でのノード同期速度が大幅に向上。
2. CIP(Core Improvement Proposals)標準規格の大規模策定(2026年9月最新)
2026年9月4日、Core公式よりエコシステムのスマートコントラクトおよびトークン経済を標準化する包括的なCIP規格群(CIP-20〜CIP-4626)の最新定義が正式公開されました。これにより、Core Blockchain上でのDeFiやNFT、エンタープライズサービスの開発基盤が完全に整いました。
| 規格番号 | 標準名称 | 概要と技術的意義 |
|---|---|---|
| CIP-20 (CBC-20) | Core Blockchain Contract トークン標準 | ERC-20を代替するCoreネイティブのファンジブルトークン規格。22バイトICANアドレス(cb...)に完全対応し、Gasではなく「Energy」で手数料を消費する設計。 |
| CIP-721 | CoreNFT 非代替性トークン標準 | デジタルアートや実世界資産(RWA)、CorePass ID連携証明書を発行・移転するためのNFT標準。 |
| CIP-712 / 2612 / 3009 | エナジーレス(ガスレス)署名&メタトランザクション | ユーザーがXCB(エナジー)を事前保有していなくても、オフチェーンでのEIP-712互換暗号署名により第三者リレイヤーが手数料を代行支払できる仕組み。DAppsへの参入障壁をゼロ化。 |
| CIP-4626 | トークン化イールドVault標準 | DeFiの利回り・ステーキング資産の運用規格。単一の標準APIで利息計算や預け入れ・引き出しを統一。 |
| CIP-104 | 分散型オンチェーン価格オラクル規格 | DEX(分散型取引所)やレンディングプロトコル向けに、PingExchange等のリアルタイム価格データをオンチェーンに安全に提供する標準インターフェース。 |
| CIP-150 / 151 | Key-Value メタデータ保存&トークン追跡 | ブロックチェーン上に任意のキー・バリューデータを効率的かつ低コストに格納・追跡するストレージ拡張仕様。 |
| CorePass KYC連携 | 分散型ID(DID)オンチェーン検証 | sc.getKYC() APIを通じて、スマートコントラクト側がユーザーの身元確認状態(AML/CFT準拠)を個人情報を直接露出することなくオンチェーンで直接検証可能。 |
3. 画期的イノベーション:0G (SMS) オフライン送金プロトコル(TxMS)
Core Blockchainの開発陣が最も注力している独自技術の一つが、インターネット通信(4G/5G/Wi-Fi)が一切存在しない環境でもトランザクションを実行できる「0G (TxMS: Transaction via SMS) プロトコル」です。
1. オフライン署名: スマートフォン端末(CorePass等)内でローカルにEd448秘密鍵を用いてトランザクションを生成・署名。
2. SMSペイロード化: 署名済みデータを極小バイト数に圧縮し、SMS(ショートメッセージ)の本文に格納。
3. ゲートウェイ中継: 世界各地に分散配置されたTxMSゲートウェイ局(
txms-server)がSMSを受信し、Core Blockchainネットワークへ即座にブロードキャスト。4. 実用シーン: 地震・津波等の大災害による通信網遮断時、海底ケーブル切断、あるいはインターネットインフラが未整備の僻地・発展途上国でも金融送金が継続可能。
4. 224ビット耐量子暗号(Ed448-Goldilocks)と独自言語「Ylem」
BitcoinやEthereumなどの主要ブロックチェーンが採用している楕円曲線暗号secp256k1(128ビットセキュリティ水準)に対し、Core Blockchainは極めて強力なEd448-Goldilocks曲線(224ビットセキュリティ水準)をネイティブ採用しています。
- 耐量子計算機性能: Shorのアルゴリズムを用いた量子コンピュータによる攻撃に対しても、従来の暗号資産より遥かに高い安全マージンを確保。
- SHAKE256ハッシュ関数: SHA-256ではなく可変長ハッシュ関数SHAKE256を全面採用。アドレス生成やブロックダイジェストに活用。
- Ylem(イーレム)言語コンパイラ: Solidityをベースにしつつ、Ed448署名検証やICANアドレス、エナジー体系に特化した独自スマートコントラクト言語「Ylem」の開発が加速(2026年最新版)。
5. マイニング動向(CoreMiner v0.19.89 と DePIN連携)
マイナーにとって最も重要な採掘ソフトウェア・アルゴリズム面でも重要な転換が行われています。
| 項目 | 以前の仕様 | 最新の仕様(2025-2026) |
|---|---|---|
| RPCプロトコル | eth_getWork (Ethereum互換) |
xcb_getWork (Core完全ネイティブ仕様に完全統一) |
| マイニングソフト | coreminer v0.19.7x / 0.19.85 | coreminer v0.19.89 (最新RandomYキャッシュ・マルチプラットフォーム最適化) |
| 採掘アルゴリズム | RandomY (初期実装) | RandomY (RandomX 1.2.1準拠版): メモリ帯域の最適化とCPU負荷の均等化 |
| ハードウェア展開 | 自作PC / サーバーCPUのみ | ORB i2(8W超低消費電力IoTノード)、LunaMesh分散無線ネットワークとの連携 |
6. YouTube & Telegram 公式発表(実利用・決済エコシステムの最新進捗)
CoDeTechおよびCore Blockchain開発陣は、公式YouTubeチャンネル(@CoDeTechCC)の独自ドキュメンタリーシリーズ「Core Chronicle」や公式Telegramアナウンス(@CoDeTechCC)にて、2026年7月〜8月に相次いで画期的な実利用フェーズへの移行を発表しました。
2026年7月28日、CoDeTech CEO兼Core Blockchain共同創業者であるOckert Loubser氏により、「CoreID × Wall Money × Core Settlement Network」による新送金インフラが公開されました。
- ウォレットアドレス・銀行口座番号が不要: X(旧Twitter)やFediverse(Mastodon等)のSNSアカウント宛てに、直接XCB、CTN、USDX、EURX、CNYX、THBXなどのデジタル資産をワンクリックで送金・チップ支援可能に。
- クリエイターやコミュニティが第三者決済サービスを介さず、普段のSNSアカウントそのものを直接受取口座(決済エンドポイント)として利用できます。
| 発表日付 | 公開チャネル | 発表内容と実用上の意義 |
|---|---|---|
| 2026年7月21日 | 公式Telegram | 4大法定通貨ステーブルコイン(USDX, EURX, CNYX, THBX)正式デプロイ 米ドル・ユーロ・中国人民元・タイバーツにペッグされた公式ステーブルトークンがCore Blockchainメインネット上に稼働。 |
| 2026年7月 | YouTube (CC11 / 11.5) | 「CorePay」EC決済ゲートウェイ公開(WooCommerce / Shopify連携) 世界中のWordPressやShopifyオンラインストアへCore Blockchain決済(XCB/CTN)を導入可能なマーチャント向けプラグインが正式稼働。 |
| 2026年7月12日 | 公式Shorts動画 | 実店舗リアル決済デモ(CorePass → Wall Money → バーチャルカード) CorePassからWall Moneyへ暗号資産を移転し、即座にバーチャルVisaカードへチャージしてスーパーマーケットで食料品を直接購入・決済する完全実利用フローを実演。 |
| 2026年7月8日 | 公式Shorts動画 | CorePass KYB(法人確認)& MoneyX 準備金監査基盤 企業向けの身元確認(KYB)機能が実稼働。100%検証可能な法定通貨準備金裏付けを持つステーブル基盤「MoneyX」を統合。 |
| 2026年上半期 | YouTube (CC8 全4話) | 「Core Tokenizer」RWA(実世界資産)トークン化シリーズ 不動産・金・証券などの現実資産をCore Blockchain上で安全にトークン化・発行するための専用プラットフォーム構想と実装。 |
💡 まとめ:エコシステムの成熟とマイナーへの影響
Core Blockchainは、単なる「CPUで採掘できるPoWコイン」の域を脱し、「耐量子暗号」「オフライン0G送金」「分散型身元認証(CorePass)」「包括的スマートコントラクトDeFi基盤(CIP群)」を兼ね備えた第3世代の独立レイヤー1ブロックチェーンへと着実に進化しています。
マイナーにとっては、今後CBC-20トークンやDAppsのオンチェーントランザクションが増加することにより、ブロック報酬に加えてエナジー消費(取引手数料)としてのXCB還元が期待できる構造へとステップアップしています。